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quarto piatto:【 l'inferno pagro#2 pagro e aranciace 】
〜マダイ地獄 巨マダイとオレンジたち〜

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【今回の獲物】 釣友がチャリコ(小ぶりなマダイ)を釣りあげ、それを僕にくれたので洋風の刺身でも作ってみることにした。 もうちょっと大きいと食べごたえがあるのになぁ。まぁ贅沢は言っていられない。 あ!魚が斜めに置いてあるのは、決してまっすぐ置くと調理台からはみ出してしまうからじゃないぞ。な、なんとなくだ。なんとなく。 まな板もいつもよりもだいぶ小さいのを用意したしな。
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【材料】
  • チャリコの切り身……食べるだけ
  • オレンジ&グレープフルーツ……各1個。グレープフルーツはルビーがいいね。
  • チャービル……適当。フレッシュ(生)なやつね。
  • フェンネル……ほんとは生の茎が欲しかった。パウダーで代用。
  • 赤粒こしょう……適当
  • オリーブオイル……大さじ4〜5
  • 塩……関の塩。もう覚えたね。
      あ!やっぱり酒が置いてある。
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    【剥く】 オレンジとグレープフルーツを1房ずつ剥こう。きれいに形を残したままだぞ。これができない人は、きっとオキアミを針にうまくつけられないに違いない。頭とか握りつぶしていませんように。 で、全部剥いたら3分の1ほど、共に絞って果汁を別にとっておこう。
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    【切って並べる】 チャリコは皮を引いて、薄切りにする。 身の繊維が崩れないように、庖丁の全体を使ってスーッと引きながら切ろう。何度も刃を行ったり来たりさせないように。 で、切った端から皿に盛り付けていく。旨そうに並べよう。 で、並び終えたら振り塩をしておく。軽くでいいぞ。
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    【くだものを並べる】 オレンジとグレープフルーツを交互に並べていく。それだけだ。
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    【香りをつける】 オリーブオイルの中にフェンネルをドババババと入れて混ぜ合わせる。 フェンネルってウイキョウのことね。本当は、フェンネルの茎を刻んでオリーブオイルに2日ほど漬けておきたいところだった。 それっぽいものが売ってある百貨店やスーパーを7軒ほど回ったが、今回は残念ながら入手することが出来なかった。つーか、店によっては「なにそれ?」という感じで応対してくださった店員様もいたぞ。 みんなが買えば置く店も増えるだろうから、よろしく。
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    【かける】 フェンネル入りのオリーブオイルをツーっとかける。 で、次に、絞った果汁をツツーッとかける。お、洋風な感じだね。 果物と魚って考えると「おえーっ」って人もいるかもしれないけど、そんなことはないのだ。 だって、オレンジもグレープフルーツも柑橘類。酢橘も柚子もダイダイも柑橘類。ね、そう考えると違和感が少なくなるでしょ?
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    【赤粒こしょう】 これが赤粒こしょう。そんなに辛くはない。風味と色味ね。
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    【つぶす】 赤粒こしょうを庖丁の平などを使ってつぶそう。これもそれだけ。
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    【振りかける】 で、つぶした赤粒こしょうと刻んだチャービルを振りかけてできあがり。 チャービルは微かな風味で食欲増進にも効果があるそうだ。また、ビタミンA・B・Cや鉄分などが豊富に含まれているから、ただの葉っぱとあなどらないように。 勉強になるなぁ。多分。
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    【シズル】 どう? 単体でも、果物に巻きつけても、気分次第で召し上がれ。 釣りは臭いだの汚いだのと文句ばかり言う彼女や奥さん、はたまた自然を愛せない彼氏や旦那に作ってやろう。 イタリアだの南仏だのとほざいているやつらもイチコロのはずだぜ。だぜってことはないな。だぜってことは。